福岡県立宗像高等学校
授業レポート

宗像市×地元企業 探究型学習プログラム

2025年7月16日 オリエンテーション

行政と民間の共通点・違いを予想

全21時間の総合的な探究の時間のスタートです。テーマは「行政と民間2つの視点で、宗像を盛り上げる秘策を考案せよ!」
まずは初対面の生徒も多いため、アイスブレイクとして小グループになって、お互いの共通点と特異性を書き出すワークをしました。
その後、宗像を盛り上げるために行政と民間がそれぞれ行っている事業を、宗像経済新聞の記事を参考にして具体的に3事例ずつ紹介。これをヒントに、各小グループで行政と民間の共通点・違いを予想するワークを行いました。
行政と民間の共通点として、生徒からは「 どちらも地域(社会)をよくする、よりよいまちを目指している」「どちらも利益を出さないといけない」「行政と民間で相互に協力している」などの意見が出ました。
行政職員の独自性としては「 収入が安定している」「お堅いイメージ」「 公共の利益、公共の福祉」「場所が限られる」などの予想が出ました。
一方、民間起業家の独自性としては「やりたいことができそう」「働きたいように働ける」「稼げそう」「大変そうだけど自由」「運が必要」「先読みが必要」などの予想が出ました。
次回の授業で、実際に行政職員の方と民間起業家の方をゲストティーチャーとしてお招きし、今日出た予想が合っているのかをインタビューすることを伝え、初回の授業は終わりました。

8月22日 行政×民間企業

質問に答えながら対談を行いました。

市の職員と宗像経済新聞の編集長が、生徒から事前に集まった質問に答えながら、対談を行いました。オリエンテーション後、自分たちで行政と民間それぞれの立場を考えてきた生徒たち。なかなかない機会ということもあり、積極的に質問していました。お金の話や働き方など、質問内容は多岐にわたり、二つの立場から様々な話を聞くことができました。
生徒たちはこれから、民間と行政の立場に分かれて、宗像の課題を解決したり、宗像を盛り上げていくことを考えていくそうです。どんなアイディアが出るのか楽しみです!

9月29日 ビジネスモデル・マネタイズ入門

ビジネスの基礎を学びました。
生徒たちは民間と行政に分かれ、グループを作り、宗像市の課題解決や魅力発信について考え始めていました。今日は、宗像経済新聞の編集長からビジネスの考え方の基礎を学びました。自分で考えたことをグループで話しながら進める姿が見られました。自分たちがやりたいことを実現するには何が必要かを考えるきっかけになったようです。

11月5日 中間報告と壁打ち

4つのグループが、現時点での企画プランを宗像市職員および宗像経済新聞へ報告しました。
解決したい地域課題を明確にした上で、企画進行における迷いや困りごとを相談してもらい、講師陣からフィードバックを実施。「広すぎる課題感を具体的に絞り込むこと」や「高校生が自ら企画するという特異性を最大限に生かすこと」など、より実践的な視点からのアドバイスを行いました。

1月21日 最終調整とブラッシュアップ

本発表に向けて、発表用スライドを含めた事前報告会を実施しました。
11月時のアドバイスを生徒たちがどのように解釈し、プランの改善に落とし込んだかの報告を受けました。本番に向けた最終的な軌道修正のための相談に応じ、企画の説得力を高めるためのアドバイスを行いました。

2月25日 最終発表会

本発表に向けて、発表用スライドを含めた事前報告会を実施しました。

各グループのテーマと企画内容は以下の通りです。

・「ウォークラリー×ゴミ拾い」:高校生と地元企業の交流促進+環境保全活動
・「今日好きになっちゃったかも(恋愛バラエティ形式)」:若年層の関心を惹きつける新たな観光振興策
・「空き家アート」:壁面アート×地域振興による空き家問題の解決アプローチ
・「動画で魅力発信」:高校生ならではの目線で切り取る、地域の魅力再発見

どのグループも、これまでのプロセスを経て独自性と実現可能性が高まった素晴らしい発表でした。

3月9日 全体のフィードバックと振り返り

1年間の振り返りを行いました。

最終発表を終えた4つのグループに対し、宗像市職員、宗像経済新聞の中村が各グループを巡回し、直接フィードバックを実施しました。1年間の探究学習の振り返りを行うとともに、発表されたプランを机上の空論で終わらせず、具体的に実装・推進していくための実践的なアドバイスを行いました。